【理学療法士が幸せになるための5つの柱】幸福の資本論を参考に解説していきます

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トトン
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こんにちは、当ブログを運営していますトトンです。

突然ですが、「理学療法士の幸せって何だろう?」と考えたことはありませんか?

あなたの周りにいる、キラキラしている先輩やイキイキとしている同僚は、幸せな理学療法士に見えるのではないでしょうか?

あなた自身は、幸せな理学療法士ライフを送っていますか?

もし、この先も理学療法士として働き続けるならば、理学療法士の幸せについて知っておくことをおススメします。

結論から言うと、理学療法士の幸せは「仕事・収入・人間関係・時間・健康」の5つの柱が満たされているかによって決まります。

この記事は、理学療法士としての幸せを掴み取りたいあなたにとって、役立つこと間違いありません。

【理学療法士が幸せになるための5つの柱】

この記事では、社会評論家である橘玲氏の著書「幸福の資本論」をもとに、理学療法士の幸せについて考察します。

「幸福の資本論」では、人が幸せになるための3つの柱として「人的資本(仕事)」「金融資本(収入)」「社会資本(人間関係)」が挙げられています。

これに「時間」と「健康」の2つを加えて、5つの柱としています。

5つの柱が満たされた理想的な理学療法士像は以下のようになります。

理想的な幸せな理学療法士像
  • 仕事|やりがいがあり、情熱を注げる
  • 収入|平均年収以上の給料が得られる
  • 人間関係|職場の人間関係が良好
  • 時間|好きなことをする時間がとれる
  • 健康|ケガや病気なく過ごせる

これら5つの柱を満たしている理学療法士は、キラキラ輝き、イキイキとしていることでしょう。

では、幸せな理学療法士になるための5つの柱について、理学療法士の視点からより具体的に解説していきます。

【幸せになるための柱|仕事】

理学療法士が幸せになるための「仕事」とは、やりがいをもって業務に取り組めることです。

情熱を注げることをしていて、それが社会貢献となり、他人の助けになれば、あなたは幸せを感じることができます。

理学療法士は本当に素晴らしい仕事です。

患者様に直接施術を行い、感謝の言葉を直接頂けるため、社会貢献を直に感じることができます。

逆に、やりがいも情熱もなく、ただルーティーンをこなすだけの仕事になってしまっては、業務がつまらなく感じ、定年退職まで続けるのは地獄になってしまうでしょう。

また、つまらなそうにしている理学療法士のリハビリは、患者様を不幸にしてしまいます。

人生の大半は仕事をして過ごすのですから、仕事を充実させることが人生の大半を充実させることに繋がります。

やりがいを持って業務に取り組めることは、理学療法士が幸せになるための大事な柱の1つです。

【幸せになるための柱|収入】

理学療法士が幸せになるための「収入」とは、平均的な収入以上の給料が得られることです。

収入と幸福度の関係を調べた研究では、収入が上がるほど幸福度も増すことがわかっています(ただし、年収800万円以降は幸福度は頭打ちになります)。

理学療法士の平均年収は、男性が約452万円、女性が約410万円(厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」より)となっています。

これよりもあなたの年収が低ければ、転職サイトに登録してあなたの適切な年収を確認することをおススメします。

私の場合、臨床6年目で転職し、年収が390万円から465万円になりました。働く場所を変えただけで年収が75万円も上がったのです。

もしかしたら、あなたは安く買いたたかれているだけかもしれません。

じっとしていても年収は上がりません。年収を上げたいなら、自らの手でチャンスを掴む準備をしましょう。

収入を増やすことは、理学療法士が幸せになるための大事な柱の1つです。

【幸せになるための柱|人間関係】

理学療法士が幸せになるための「人間関係」とは、職場で良好な人間関係が築けることです。

良い人間関係とは、お互いに尊重し合える前向きな関係のことです。

職場での人間関係は、キャリアの形成や仕事の満足度に大きく影響します。

人間関係は、患者様からの信頼や施設の評判にも関係します。

逆に、良い人間関係が築けないと、居心地の悪い職場となり、働くこと自体がストレスとなります。

もし、職場が居心地の悪い場所であり、自分で変える努力をしても人間関係が変わらない場合は、精神が壊れる前に職場を変えることをおススメします。

職場の人間関係を良くすることは、理学療法士が幸せになるための大事な柱の1つです。

【幸せになるための柱|時間】

理学療法士が幸せになるための「時間」とは、好きなことをする時間がとれることです。

理学療法士で時間がなくなる大きな要因は、残業です。

働き方改革によって、国として残業を減らす方針となっていますが、残業の多い施設はまだまだ存在します。

また、勉強会が盛んな施設では、休日でも勉強会への参加を余儀なくされることもあります。

好きなことに時間を費やすことは、心と体のリフレッシュになります。

ぼーっとしたり、散歩をしたり、仲間と過ごしたり、趣味に費やしたりする時間は、エネルギーを充電してくれます。

エネルギーが空っぽだと、業務に身が入らず、患者様に良いリハビリを提供することはできません。

好きなことをする時間を確保することは、理学療法士が幸せになるための大事な柱の1つです。

【幸せになるための柱|健康】

理学療法士が幸せになるための「健康」とは、ケガや病気なく過ごせることです。

理学療法士でよくみかける病気は、腰痛です。私の職場でも、数人の理学療法士がコルセットを巻いてリハビリ業務に当たっています。

腰の痛みを我慢したまま、重い患者様の移乗介助や中腰姿勢でのベッドサイド介入は辛いものがあります。

多くの理学療法士が、自身の体のケアを怠り、バイオメカニクスに基づかない介助方法を使用したり、不規則な生活リズムなどで自身の体のコンディションを蔑ろにしています。

体が不調だとストレスが溜まりやすく、全てのことが上手くいかなくなります。

心身に対して、良く学んでいる理学療法士だからこそ、自身の健康に対しても人一倍意識を高く持っていただきたいです。

健康でいることは理学療法士が幸せになるための大事な柱の1つです。

【5つの柱を育てる方法】

理学療法士のあなたが幸せになるためには、5つの柱をまんべんなく育てなければなりません。

しかし「どうやって育てるの?」となる人も多いはずです。

5つの柱を育てるための考え方としては、自分で変えられることと、自分では変えられないことをしっかり分けることが重要です。

変える順序としては、まずは自分で変えられることからチャレンジしてみましょう。

そして、自分でも変えられないことは、環境を変えることで幸せを掴みにいきましょう。

【自分で変える|学ぶ】

学ぶことで、「仕事」「人間関係」「時間」「健康」を育てることができます。

理学療法士は勉強熱心な方が多く、「仕事」を育てている理学療法士は多くいます。

しかし、それだけでは幸せな理学療法士になることはできません。

「人間関係」を育てるならばコミュニケーション術などを学び、「時間」を育てるならば時間術などを学び、「健康」を育てるならば栄養学などを学ばなければなりません。

もし、あなたが理学療法士として幸せを感じていないならば、うまくいっていない分野を先人の知恵から学び、自分に取り入れていましょう。

きっと、あなた自身の大きな成長につながるはずです。

【自分で変える|新しいことに挑戦】

新しいことに挑戦することで、「収入」を育てることができます。

今の職場で理学療法士を続けていると、年功序列による昇格や昇給で収入は増えていきます。

しかし収入の増額幅は微々たるものです。そのため「収入」を大きく増やして幸福度を上げたいのならば、転職か副業をおススメします。

理学療法士は決して高給取りの職業ではありませんが、転職や副業など新しいことを始めることで、今よりも大幅に収入を増やすことができます。

ただし、新しいことを始めるためには、熱意と時間と労力が必要になるため、体力のある若いうちに始めることをおススメします。

【環境を変える|関連施設に異動】

関連施設に異動することで、「仕事」「人間関係」を変えることができます。

病期の異なる関連施設であれば、患者層,介入時間,書類業務などの仕事内容が大幅にかわります。

また、自分で変えることができなかった人間関係も大幅に変えることができます。

しかし、関連施設内での異動のため「収入」や「時間」は変わらないことが多いです。

そのため、今の仕事内容や人間関係に不満を抱えている方であれば、転職よりも手軽に行える関連施設への異動をおススメします。

【環境を変える|他施設へ転職】

転職することで、5つの柱を総取り替えすることができます。

特に「仕事」「収入」「時間」は入職する前から条件がわかるため、確実に今の職場よりも良い条件で働くことができます。

転職することで、今の自分の市場価値がわかり、転職するためのノウハウが身につくことで、一つの職場に縛られなくても理学療法士としてやっていける自信をつけることができます。

もし、今の職場からステップアップしたい、もしくは今の職場のストレスから抜け出したいなら、いつでも転職できる準備をして幸福を引き寄せられるようにしておきましょう。

【まとめ】

幸福の資本論を参考に、理学療法士が幸せになるための5つの柱を紹介してきました。

理想的な幸せな理学療法士像としては、仕事にやりがいがあり、平均的な年収以上の給料をもらい、職場での人間関係が良好で、好きなことをする時間を確保でき、ケガや病気なく健康に過ごせている状態です。

あなたが幸せになるためには、「何を育てたいか?」「何を変えたいか?」をよく見極め、それを改善するための適切なアクションをとりましょす。

そうすれば、おのずとあなたは幸せに近づいていけるはずです。

トトン
トトン

理学療法士としてのあなたは、きっともっと輝ける。