
こんにちは!
カピバラ似で、四角いメガネがトレードマークのトトンです。
普段は総合病院で理学療法士として働きながら、副業で整体師もしています。
この【雑談コーナー】では、私が日々感じたことや体験した出来事など、私トトンの視点で気軽にお話ししていきます。
ちょっとした息抜きに読んでいただけたら嬉しいです!
【病院へ行っても治らない痛みの原因は?】
病院で検査を受けても、はっきりとした原因がわからず、処方された薬や湿布で様子を見るしかない…そんな経験をされたことはありませんか?
痛みが続くと、不安やストレスが募り、日常生活にも影響を及ぼします。
特に、検査結果に異常が見つからない場合、「この痛みは治るのだろうか?」と悩んでしまうこともあるでしょう。
実は、こうした原因不明の痛みの多くは、「筋膜」に関係していることがあります。
筋膜は全身を包み込む薄い膜で、姿勢や動きのクセ、ストレスなどによって硬くなったり、ねじれたりすることがあります。
その結果、血流が滞り、痛みや違和感となって現れることがあるのです。
病院での治療だけではなかなか改善しない痛みも、視点を変えることで新たなアプローチが見えてくるかもしれません。
【病院での一般的な対応】
痛みを感じて病院を受診すると、まずは問診が行われます。
その後、症状によってはレントゲンやMRI、血液検査などが実施されることもあります。
しかし、これらの検査は「骨」「神経」「内臓」など、目に見える異常を発見するためのものです。
もし、画像や数値に問題がなければ、最終的には「安静にしてください」と言われ、痛み止めの飲み薬や湿布が処方されるだけ…ということが多いのです。
これは私の勤める病院でもよく見られる光景ですし、日本全国どこの病院でも似たような対応が取られています。
病院は「目に見える異常」に対しては適切な診断や治療を行うことができますが、「目に見えない問題」については対応が難しいのが現状です。
【痛みの正体は「筋膜」にあることが多い】
病院で「原因不明」とされた痛みの多くは、実は筋膜に関係していることが少なくありません。
筋膜とは、筋肉を包み込み、全身に張り巡らされている薄い膜のこと。
この筋膜が硬くなったり癒着したりすると、血流が悪くなったり、神経を圧迫したりして、痛みの原因になるのです。
しかし、筋膜の状態はレントゲンやMRIでは映りません。
数値化することも難しく、現在の医学では筋膜の問題を客観的に診断する方法が確立されていません。
そのため、病院では筋膜の異常を見つけることができず、「原因がわからない痛み」として扱われてしまうのです。
【私自身の体験談】
実際に、私自身も「筋膜の痛み」に悩まされたことがあります。
30代半ばのころ、突然ぎっくり腰になり、最寄りの整形外科を受診しました。
しかし、診察では簡単な問診をしただけで、「とりあえず痛み止めと湿布を出しますね」と言われ、特別な治療はありませんでした。
その後、3日間はほとんど動くことができず、寝込むことに。
やっと出勤できるようになったものの、車の運転がつらく、座席に座っているのも苦痛でした。
特に、車から降りるときに体を伸ばす動作がつらく、しばらくは痛みと付き合いながらの生活が続きました。
2週間ほど経って、痛みは少しずつ和らいできましたが、それでも完全には治らず、慢性痛に移行しそうな状態に。
そこで、自分自身で筋膜のケアを行ったところ、徐々に痛みが改善し、最終的にはコルセットなしでも仕事ができるようになりました。
もしあのとき、筋膜のケアをせずに放置していたら、今でも腰に違和感を抱えたまま、コルセットが手放せない生活を送っていたかもしれません。
実際に、私の職場の先輩や同期の中には、長年腰痛と付き合いながら、コルセットに頼らざるを得ない人もいます。
【整体だからこそ見つけられる「筋膜の問題」】
私は現在、整体の仕事をしています。
整体は病院とは異なり、保険が適用されないため、費用は比較的高くなってしまいます。
しかし、それでも整体を選んで来院される方の多くは、「病院では原因がわからず、解決できなかった痛みを抱えている人たち」です。
そうした方々と向き合い、じっくりと身体を診ていくと、多くの場合、痛みの原因が「筋膜」にあることがわかります。
そして、筋膜に適切にアプローチすると、驚くほど症状が改善していくことが多いのです。
【まとめ】
「病院へ行っても治らない痛み」の多くは、実は「筋膜」の問題が関係しています。
しかし、現代の医療では筋膜の異常を診断する手段がなく、病院では見逃されがちです。
そのため、原因不明とされた痛みに悩まされている方は、筋膜のケアを試してみるのもひとつの選択肢かもしれません。
筋膜の問題は、自分では気づきにくく、放っておくと慢性痛へと移行してしまうこともあります。
しかし、正しいケアをすれば、改善できる可能性が高いものです。
もし「病院で異常なしと言われたのに痛みが続く」と感じているなら、筋膜に目を向けてみると、新たな解決策が見つかるかもしれません。
筋膜治療に役立つ参考書についての記事は、こちらからどうぞ