
こんにちは!
カピバラ似で、四角いメガネがトレードマークのトトンです。
普段は総合病院で理学療法士として働きながら、副業で整体師もしています。
この【雑談コーナー】では、私が日々感じたことや体験した出来事など、私トトンの視点で気軽にお話ししていきます。
ちょっとした息抜きに読んでいただけたら嬉しいです!
【階段昇降の勉強会内容を共有しましょう】
雑談②の続きになります。
先日、院内で「階段昇降」についての勉強会を行いました。
せっかくなので、その内容の一部を皆さんとも共有したいと思います!
勉強会の準備を行うにあたり、まず感じたのは、階段昇降に関する文献が少ないことです。
今回の勉強会では、文献を集めるのに一番苦労しました汗。
それでも何とか15種類の文献を厳選し、じっくりと構成を練り上げて資料を作成しました。
正直、他の病院のスタッフに見せても恥ずかしくないレベルに仕上がったと自負しています!
今回の勉強会で特に共有したかったのは、「階段昇降の動作分析」です。
当院では、「正常な運動パターン」と「動作のコンポーネント(構成要素)」の理解を大切にしています。
リハビリの治療方法はセラピストごとに任されていますが、患者様の問題をチームで共有するために、3つの視点を徹底的に言語化し、リーダーとも共有するようにしています。
①正常な動作パターンから、どこが逸脱しているのか?
②逸脱しているコンポーネントは何か?
③それを評価するために、どんな検査が必要か?
つまり、当院のリハビリでは、治療内容よりも 「評価」 を重視しています。
そのため、今回の勉強会でも「階段昇降のコンポーネントの整理」に多くの時間を費やしました。
階段昇降のコンポーネントを整理することで、正常な運動パターンを理解し、「患者様がなぜそのような代償運動をしているのか?」を分析して、問題のあるコンポーネントを明確にすることができます。
当院のリハビリは、ありがたいことに各方面から評価をいただくことが多いのですが、その背景には「リハビリの評価の指針を明確にし、スタッフ全員で共有していること」があるのかもしれませんね。
出版社|市村出版
ページ数|346ぺージ
発行年月日|2022年5月2日
【内容】第8章に「階段昇降の構成要素」「疾患特性」「運動誘導」を詳しく解説。階段昇降の動作分析が掲載された貴重な一冊です。