【書籍紹介(接客編①)|理学療法士に求められる聞く力】コミュニケーション能力を磨くための良本5選

書籍紹介

理学療法士は接客業です。

接客の本質は、コミュニケーションを通じて相手を深く理解し、信頼関係を築くことにあります。

患者様が信頼を寄せることで、治療はよりリラックスした状態で進み、効果も高まります。

そして、その信頼がさらなる信頼を呼び、患者様に「またあなたに治療してもらいたい」と思っていただける理学療法士になれるのです。

そのためには、接客技術を積極的に学ぶことが重要です。

本記事では、特に「聞く力」に焦点を当て、理学療法士に求められる傾聴力や第一印象を高める身だしなみのポイントを深掘りしながら、実践に役立つおすすめ書籍5選をご紹介します。

これらの本を通じて、患者様とより良い関係を築くスキルを磨いてみませんか?

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【人は聞き方が9割】

著者|永松 茂久 (著)

出版社|すばる舎

ページ数|240ぺージ

発行年月日|2021年12月9日

『人は聞き方が9割』は、理学療法士として患者様との信頼関係を築く上で欠かせない「傾聴力」を磨くのに最適な一冊です。

「話す」ことに注目しがちなコミュニケーションですが、実は「聞く」ことこそが信頼を得るためのカギとなっています。

この本では、特別なスキルや技術を必要とせず、誰でも実践できる「聞き方のコツ」がわかりやすく解説されています。

例えば、「安心感を生む聞き方」や「また会いたいと思われる聞き方」など、理学療法士が患者様との対話で活用できる内容が盛りだくさんです。

患者様の話を「ただ聞く」だけでなく、その背景や感情に寄り添う聞き方を実践することで、治療効果を高めるだけでなく、患者様から「またお願いしたい」と思われる理学療法士に成長できるでしょう。

加えて、職場やプライベートでも役立つ「嫌われない聞き方」や「オンラインでのコミュニケーション術」も紹介されており、日常のあらゆる場面で応用可能です。

もし、患者様との信頼関係を深めたい、または日常のコミュニケーションを見直したいと考えている方に、この本はまさにおすすめ。

聞き方を変えるだけで、あなたの接客スキルが大きく進化すること間違いなしです。

【まず、ちゃんと聴く。 コミュニケーションの質が変わる「聴く」と「伝える」の黄金比】

著者|櫻井 将 (著)

出版社|日本能率協会マネジメントセンター

ページ数|320ぺージ

発行年月日|2023年10月13日

『まず、ちゃんと聴く。』は、理学療法士が患者様との信頼関係を築く上で欠かせない「聴く力」と「伝える力」のバランスを学べる一冊です。

著者は、「相手の話を我慢せず、叶えられない場合でも、まずはしっかり聴くこと」の大切さを強調しています。

患者様の要望や不安を的確に理解するためには、「聴く」ことが欠かせませんが、それだけでは不十分な場面も。

時には「伝える力」を駆使し、必要な情報やアドバイスを的確に届けることが求められます。

本書では、理論だけでなく、具体的な実践方法やヒントが豊富に紹介されています。

例えば、「相手の話を遮らずに聞くコツ」や「意見の違いがあっても冷静に対話する方法」など、日々の施術で直面するコミュニケーションの課題に役立つ内容が満載です。

特に、患者様が抱える不安を汲み取りつつ、治療計画を適切に提案する力を磨きたい理学療法士にとって、この本は大きな助けとなるでしょう。

「聴くだけ」「伝えるだけ」に偏らない、理学療法士としての理想的なコミュニケーションスキルを身につけたい方に、ぜひ読んでほしい一冊です。

【人を動かす傾聴力】

著者|林田康裕 (著)

出版社|ぱる出版

ページ数|208ぺージ

発行年月日|2024年2月16日

『人を動かす傾聴力』は、理学療法士として患者様との関係をより深くし、主体的な行動を引き出すためのコミュニケーションスキルを学べる一冊です。

本書は、「聴く」ことを単なる受け身の行動ではなく、相手の本音や潜在的なニーズを引き出す能動的なプロセスとして捉えています。

特に施術の場面では、患者様が抱える不安や期待を正確に汲み取り、それをもとに適切なケアやアドバイスを提供することが重要です。

本書では、傾聴力を高めることで「自分もできるかもしれない」という患者様の主体性を引き出し、リハビリやセルフケアへの意欲を高める方法が具体的に解説されています。

第4章から第6章にかけて紹介される「聴くスキル」は、相手の話を膨らませる技術や本音に迫るための質問方法など、日常の施術現場で即実践できる内容ばかり。

また、実際の会話事例を交えながら、「なぜこの質問をすべきなのか?」といった理由も詳しく解説されているので、実用性が高いです。

患者様との信頼関係を築き、理想的なケアを提供したい理学療法士にとって、まさに必読の一冊です。

【これだけできれば大丈夫! すぐ使える! 接客1年生 お客さまに信頼される50のコツ】

著者|七條 千恵美 (著)

出版社|ダイヤモンド社

ページ数|242ぺージ

発行年月日|2018年11月8日

『これだけできれば大丈夫! すぐ使える! 接客1年生 お客さまに信頼される50のコツ』は、接客の基本を「やっているつもり」を「できている」に変えるための実践書です。

理学療法士として患者様との信頼関係を築くことが重要な方に特におすすめです。

本書は、患者様が感じる小さな「イラッ」や「モヤッ」を未然に防ぎ、「安心感」や「信頼感」を与えるための具体的な方法を紹介しています。

例えば、「話している途中で言葉をかぶせない」「常に笑顔で対応する」など、接客の基本動作がイラストや具体例でわかりやすく解説されています。

特に第4章では、患者様が抱える小さな不満や疑問をチャンスに変える方法を学べます。

リハビリの場面でのクレームや要望にどう対応すればよいか、根本的な解決方法を提案しており、施術者としてのスキルアップにも役立ちます。

さらに、付録の「接客サービス50のポイント」シートは、日々の施術現場で即実践できる便利なツールです。

接客の基本を「当たり前」にし、患者様にとって「またお願いしたい」と思われる理学療法士を目指す方に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

【リピート率80% 心をつかむ接客術】

著者|仲亀彩 (著)

出版社|ぱる出版

ページ数|208ぺージ

発行年月日|2021年7月26日

『リピート率80% 心をつかむ接客術』は、お客様との関係を深め、信頼を築くための実践的なヒントが詰まった一冊です。

接客数のべ15万人、リピート率80%を誇るプロのノウハウが、理学療法士として患者様との長期的な関係構築を目指す方にも応用できます。

第1章では、簡単に取り入れられる「魔法のテクニック」を紹介。施術前後の会話や表情、細かな気配りを通して患者様に安心感を与える方法を学べます。

さらに、第2章と第3章では、患者様の悩みやニーズを深く理解するコツや、施術後の振り返りを活かしたスキルアップの秘訣が解説されています。

特に注目すべきは、第5章の「リピート客のつくり方」。

リハビリや整体の場面で、一度きりで終わらず患者様に「またお願いしたい」と思っていただくための心理的アプローチが具体的に示されています。

第6章では、「施術者としてあなたに会いたい」と感じてもらえる方法を学べるので、信頼関係を強化したい方に最適です。

患者様との接点をより良いものに変え、リピート率を高めるための実践書として、ぜひ手に取ってみてください!

【まとめ】

本記事では、理学療法士が接客力を高めるためにおすすめの書籍を5冊紹介しました。

接客は単なる技術ではなく、患者様との信頼関係を築くための重要な手段です。

特に「聞く力」に焦点を当て、傾聴の基本から実践的なスキル、リピート率を高める方法まで、幅広い知識が学べる本を厳選しました。

これらの書籍では、患者様の気持ちに寄り添い、安心感を与える聞き方や対話術が具体的に解説されており、日常の施術に即応用できます。

理学療法士としての成長を目指し、患者様に「またお願いしたい」と思われる接客スキルを磨きたい方に、ぜひこれらの良書を手に取ってみてください!

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