理学療法士として働いていると、「もう少し給料が上がったらいいのにな」と思うこと、ありますよね。
特に、仕事にやりがいを感じているのに、給料がなかなか上がらないとモチベーションも下がってしまいます。
そんな時、真っ先に考えるのが「副業をしようかな?」という選択肢かもしれません。
でも、ちょっと待ってください!
実は、副業を始めるよりも「転職」した方が、手っ取り早く年収アップにつながることが多いんです。
実際に私も28歳の時に転職を経験し、年収が80万円アップしました。
その時にたくさんの情報を集めたことで、転職のメリット・デメリット、そして転職サイトの賢い使い方を知ることができました。
今回はその経験をもとに、理学療法士が給料アップを狙うための転職方法についてお話しします。
【なぜ副業よりも転職がいいのか?】

「収入を増やしたい」と考えたとき、副業は手軽な選択肢のように思えます。
しかし、実際には時間の確保や収入の安定性など、乗り越えなければならないハードルがいくつもあります。
それなら、いっそ転職を考えたほうが、より効率的に収入を増やせるかもしれません。
本業に集中しながら、より良い条件の職場へ移ることで、生活の質を向上させることも可能です。
ここでは、副業よりも転職をおすすめする理由を詳しく解説していきます。
【副業の時間を確保するのが難しい】
理学療法士の仕事は、患者さんの対応だけでなく、知識を深めるための勉強や資格取得のための学習も欠かせません。
そのため、日々の業務に加えて副業の時間を確保するのは容易ではありません。
たとえば、勤務が終わった後に副業をするとなると、プライベートの時間が削られ、十分に休息を取れなくなる可能性があります。
疲れがたまれば、本業のパフォーマンスが低下し、結果的にキャリアにも悪影響を及ぼすことになりかねません。
長く安定して働くためにも、副業に割く時間と労力が本当に確保できるのか、慎重に考える必要があります。
【副業の収入は安定しにくい】
副業を始めたからといって、すぐに安定した収入が得られるとは限りません。
たとえば、整体師として開業したり、オンラインで理学療法に関するコンテンツを販売したりする方法もありますが、実際には集客や販売のノウハウを学ぶ必要があり、収益を得るまでには時間がかかることがほとんどです。
さらに、市場の変化によって収入が左右されるリスクもあります。
そのため、本業の収入を補填するつもりで副業を始めても、思ったように稼げず、むしろ時間と労力を無駄にしてしまうケースも少なくありません。
【そもそも本業の給料を上げた方が効率がいい】
副業で少しずつ収入を増やすよりも、思い切って転職をして本業の収入をアップさせた方が、長期的に見ても効率が良い場合が多いです。
たとえば、より待遇の良い病院や施設へ転職することで、月収が数万円から数十万円アップする可能性もあります。
これなら、副業に時間を割かずに収入を増やせるため、プライベートの時間も確保しやすくなります。
また、転職によってスキルアップの機会が増えたり、働きやすい環境を手に入れたりすることもできるため、より充実したキャリアを築くことが可能になります。
【理学療法士の転職、まずは情報収集から】

転職を成功させるためには、まず「情報収集」がとても重要です。
なんとなく転職を考えているだけでは、自分に合った職場を見つけるのは難しく、思ったようなキャリアアップにつながらないこともあります。
どんな施設があるのか、どんな条件で働けるのか、リアルな情報を集めることで、より納得のいく転職ができるようになります。
ここでは、私が実際に転職活動をした際に役立った情報収集の方法を紹介します。
【県士会のホームページで求人情報をチェック】
各都道府県の理学療法士会のホームページには、理学療法士向けの求人情報が掲載されています。
一般的な求人サイトには載っていない、専門性の高い求人が見つかることも多いため、まずはここをチェックしてみるのがおすすめです。
また、同じ理学療法士の視点でまとめられた情報なので、求人の内容も信頼性が高いのが特徴です。
特に、働きやすい環境や給与水準が良い施設は、表に出る前に理学療法士会のネットワーク内で募集されることもあります。
早めに情報をキャッチすることで、より良い条件の求人に出会える可能性が高まります。
【大学や専門学校時代の仲間に相談】
理学療法士として転職を考えるなら、大学や専門学校時代の同期や先輩に相談するのも非常に有効な方法です。
求人情報だけでは分からない「実際に働いてみてどうか?」というリアルな話を聞くことができるため、より確実な判断材料になります。
例えば、「この病院は人間関係が良い」「この施設は研修制度が充実している」といった情報は、求人票には書かれていないことが多いです。
また、知り合いがいる職場なら、紹介でスムーズに採用されることもあり、転職活動を有利に進めることができます。
【転職サイトを活用】
求人情報を探すだけなら、県士会のホームページや知人からの情報でも十分ですが、「もっと詳しく知りたい」「どの施設の年収が高いのか知りたい」と思ったら、転職サイトを活用するのが便利です。
転職サイトでは、給与や勤務条件を詳しく比較できるだけでなく、担当のキャリアアドバイザーが希望に合った求人を紹介してくれることもあります。
特に、待遇の交渉や応募書類のアドバイスを受けられる点は、転職活動をスムーズに進める大きなメリットです。
効率的に情報を集めて、自分に最適な職場を見つけましょう。
【転職サイトはどう使う?】

転職を考えたとき、転職サイトを活用するのはとても有効な方法です。
ただ、なんとなく登録して求人情報を眺めるだけでは、理想の転職先を見つけるのは難しいものです。
目的を明確にし、うまく活用することで、より良い条件の職場を見つけることができます。
ここでは、転職サイトを使う際におすすめの活用法を紹介します。
【地域の理学療法士の平均年収を知る】
転職サイトでは、求人情報の検索だけでなく、地域ごとの平均年収を知ることもできます。
これは、転職を考えるうえでとても重要なポイントです。
たとえば、「自分の経験年数やスキルに対して、今の職場の給料は適正なのか?」を判断する基準になりますし、転職時の給与交渉をする際の材料にもなります。
特に、同じ職種でも施設の種類(病院、クリニック、訪問リハビリなど)によって給与に差があるため、事前に情報を集めることで、より良い条件の転職先を見つけやすくなります。
【転職に関する相談をする】
転職サイトのもう一つの大きなメリットは、転職エージェントの担当スタッフにキャリアについて相談できることです。
「今の職場で給料を上げる方法はあるのか?」「どんな施設なら年収が上がるのか?」といった疑問にも、具体的なアドバイスをもらうことができます。
また、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策などのサポートを受けられることもあるため、転職が初めての人にとっては心強い存在になります。
ただし、転職サイトをむやみに何社も登録すると、頻繁にメールや電話が来てしまい、管理が大変になることもあります。
転職を成功させるためには、自分に合ったサイトを厳選し、必要な情報をしっかりと活用することが大切です。
【おすすめの転職サイト「メディカルHR」】
私がおススメするのは「メディカルHR」という転職エージェントです。
転職を考えている人はもちろん、「すぐに転職する予定はないけど、将来的に考えている」という人でも、今の自分の市場価値を知るために登録してみるのはアリです。
【まとめ|給料を上げるなら、まずは転職を考えよう】
理学療法士として給料を上げたいなら、副業よりも転職が近道になることが多いです。
✅ まずは 情報収集 をしっかり行う
✅ 転職サイトを上手に活用 して、平均年収や求人情報をチェック
✅ おすすめの転職サイト「メディカルHR」 で、転職のサポートを受ける
「今の給料で満足できないな…」と感じたら、まずは一歩踏み出してみましょう!
自分に合った職場で、納得のいく給料を手に入れるために、今から準備を始めてみてくださいね。
