【雑談45】トリガーポイントはストレッチしても治らない?

雑談コーナー
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トトン
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こんにちは!

カピバラ似で、四角いメガネがトレードマークのトトンです。

普段は総合病院で理学療法士として働きながら、副業で整体師もしています。

この【雑談コーナー】では、私が日々感じたことや体験した出来事など、私トトンの視点で気軽にお話ししていきます。

ちょっとした息抜きに読んでいただけたら嬉しいです!


【トリガーポイントはストレッチしても治らない?】

「体が痛いからストレッチをしよう」と考える方は多いかもしれません。

確かにストレッチは筋肉を伸ばし、柔軟性を高めるのに役立ちます。

しかし、トリガーポイントが原因の痛みには、ストレッチだけでは十分な効果が得られないことが多いのです。

トリガーポイントとは、筋肉の中にできる小さな「しこり」や「硬結(こうけつ)」のことを指します。

この部分は周囲の筋肉とは異なり、非常に硬く、血流も悪くなっています。

そのため、ストレッチをして筋肉を伸ばしても、正常な筋繊維が引き延ばされるだけで、肝心のトリガーポイントにはあまり影響がありません。

結果として、痛みの原因であるトリガーポイントが残ったままになり、症状が改善しにくいのです。

では、トリガーポイントを改善するにはどうしたらよいのでしょうか?

効果的な方法としては、「直接押して刺激を与える」ことが挙げられます。

トリガーポイントを指や道具を使って押すことで、血流が促進され、硬くなった部分がほぐれやすくなります。

また、痛みの感覚が一時的に和らぎ、動きやすくなることもあります。

セルフケアとして、テニスボールやフォームローラーを使って、気になる部分を優しくほぐすのもおすすめです。

もう一つの方法として、「軽い運動を行う」ことも有効です。

適度に体を動かすことで、筋肉の温度が上がり、血流が良くなります。

その結果、筋膜の滑らかさ(滑走性)が改善され、トリガーポイントの悪化を防ぐことができます。

運動が難しい場合でも、日常生活の中で少しでも体を動かす習慣をつけると、痛みの予防につながるでしょう。

もし、あなたが患者様の慢性的な痛みを改善したいと考えているならば、指導すべきなのは「ストレッチ」ではなく「軽い運動」や「トリガーポイントを直接ほぐす方法」です。

ただし、「痛みが強すぎて動くこともつらい」という方には、まずトリガーポイントを改善する施術を行い、少しずつ動ける状態に導いていくことが大切です。

痛みのケアにはさまざまな方法がありますが、トリガーポイントによる慢性痛の場合は、ストレッチだけに頼らず、より効果的なアプローチを取り入れていきましょう。