【雑談5】右マヒと骨折後の痛みに苦しむ利用者様への施術

雑談コーナー
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トトン
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こんにちは!

カピバラ似で、四角いメガネがトレードマークのトトンです。

普段は総合病院で理学療法士として働きながら、副業で整体師もしています。

この【雑談コーナー】では、私が日々感じたことや体験した出来事など、私トトンの視点で気軽にお話ししていきます。

ちょっとした息抜きに読んでいただけたら嬉しいです!


【右マヒと骨折後の痛みに苦しむ利用者様への施術】

先日、私の整体院に来てくださった利用者様は、右片麻痺と右大腿骨転子部部骨折の既往がある方でした。

主訴は「痛くて右足に体重が乗せられない」。

その方の身体機能としては、右下肢のBRSはⅣ程度で、右下肢へ荷重すると右大腿部に痛みがある状態でした。

立ち上がる際は、左手で座面をプッシュするようにして離臀し、歩き出しでは右足に体重を乗せると顔をゆがめるほど痛みを感じているようでした。

歩行は右骨盤帯が後退し、立脚期もしっかり行えず、杖に寄りかかりながら歩いている状態でした。

こういった症状(痛みの改善だけでなく、動作の改善も必用)のある方にこそ、私の施術が活かせます。

まず、右大腿部の痛みに対しては、筋膜へのアプローチを行うことで、痛みをほぼ改善することができました。

その上で、右下肢荷重時のアライメントを整え、さらに左半身を含めた姿勢制御系への介入も行っていきます。

これにより、左右のバランスが整い、対称性の改善と下肢と体幹の荷重連鎖をスムーズにすることができます。

結果、施術後には支持物を使わずに立ち上がれるようになり、ステップ練習を数回行った後には、杖なしで10mほど歩けるようになりました。

施術後の動作練習で、利用者様が動くようになった身体に笑顔で驚いてくれる瞬間は、何度経験しても本当に嬉しいものです。

整体師としてのやりがいを、しみじみと実感できるひとときでした。